CAST
スラージ・シャルマ【パイ・パテル(少年)】
最近までデリー南部の中流階級が住む郊外で両親とともに暮らし、演技経験はまったくなかったにもかかわらず、少年時代のパイ役の俳優を何ヵ月もかけて捜していたアン・リー監督に抜擢された。幼い頃は音楽の才能を発揮し、ヒンドゥスターニー語のヴォーカルとタブラを学ぶかたわら、キーボードとギター演奏もこなす。歌やギター、ドラムの演奏でデリーの近所に住む友人たちを楽しませた。また空手を学び、13歳の時に正道空手教室でジュニア黒帯を取得。在学中はサッカーにも励んだ。そして17歳の時に本作に参加し、撮影セットでスタッフたちと一緒に18歳の誕生日を祝ったのち、デリー大学のセイント・スティーヴン校に入学した。

イルファン・カーン【パイ・パテル(成人)】
1962年、インド生まれ。インドの国立演劇学校を卒業し、『サラーム・ボンベイ!』(88)で映画デビュー。ヒンディー語のシチュエーション・コメディ「Banegi Apni Baat」でテレビ界の人気者となり、インド版「マクベス」というべき『Maqbool』(03)でインドの演技賞を総なめにした。インドの優れた映画に次々と出演する一方、ダニー・ボイル監督のアカデミー賞受賞作品『スラムドッグ$ミリオネア』(08)など欧米の英語作品でも幅広く活躍している。主な出演作は『その名にちなんで』(06)、『マイティ・ハート/愛と絆』(07)、『ダージリン急行』(07)、『ニューヨーク、アイラブユー』(08)、『アメイジング・スパイダーマン』(12)など。

タブー【ジータ・パテル】
1970年、インド生まれ。子役としてキャリアをスタートさせ、インド映画界で最も多才な女優としての地位を確立。70本以上の出演作を持ち、2011年には映画界への貢献を認められてインド政府からパドマ・シュリ賞を贈られた。『Maachis』(97)でインド最高の賞であるナショナル・フィルム・アワードの主演女優賞を受賞し、『VIRASAT ~愛と宿命の決断~』(97・未)でクリティックス・アワードを受賞。インディペンデント系監督のマデュール・バンダーカーの『Chandni Bar』(01)で、再びナショナル・フィルム・アワードの主演女優賞に輝いた。またミーラー・ナーイル監督の『その名にちなんで』(06)の主役で、世界的にその名を知らしめている。

レイフ・スポール【カナダ人ライター】
1983年、ロンドン生まれ。『人生は、時々晴れ』や『ハリー・ポッター』シリーズなどの名優ティモシー・スポールを父親に持つ。2000年代初頭から数多くの映画、テレビ作品に出演しており、主な映画出演作は『ショーン・オブ・ザ・デッド』(04・未)、『チャンピオン 明日へのタイトルマッチ』(04・未)、『フーリガン』(05)、『ラストフロント -1944英米連合軍マーケット・ガーデン作戦-』(05・未)、『プロヴァンスの贈りもの』(06)、『ホット・ファズ 俺たちスーパーポリスメン!』(07)など。最近では『ワン・デイ 23年のラブ・ストーリー』(11)、『もうひとりのシェイクスピア』(11)、『プロメテウス』(12)に出演している。

ジェラール・ドパルデュー【コック】
1948年、フランス・シャトール生まれ。1965年に映画デビューし、『バルスーズ』(73)の若い凶悪犯役で脚光を浴びる。その後、フランス映画界の第一線で活躍し、170本以上の出演作とカンヌ国際映画祭男優賞、セザール賞主演男優賞に輝いた『シラノ・ド・ベルジュラック』(90)など数多くの受賞歴を持つ。主な出演作は『1900年』(76)、『終電車』(80)、『隣の女』(81)、『愛と宿命の泉 PART1/フロレット家のジャン』(86)、『愛と宿命の泉 PART2/泉のマノン』(86)、『グリーン・カード』(90)、『ジェルミナル』(93)、『宮廷料理人ヴァテール』(00)、『あるいは裏切りという名の犬』(04)、『刑事ベラミー』(09)、『しあわせの雨傘』(10)など。