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アン・リー【監督・制作】
1954年、台湾生まれ。台湾の国立芸術専門学校を卒業後に渡米し、イリノイ大学の演劇科、ニューヨーク大学の映画製作科で学ぶ。短編映画『Fine Line』でNYU映画祭の作品賞、監督賞を受賞した。ベルリン国際映画祭に出品された『推手』(91)で長編デビュー。続いて『推手』とともに“父親3部作”を成す『ウェディング・バンケット』(93)、『恋人たちの食卓』(94)に取り組み、この2作品は共にアカデミー賞とゴールデン・グローブ賞の最優秀外国語映画賞にノミネートされた。ジェーン・オースティン原作の文芸ドラマ『いつか晴れた日に』(95)ではベルリン国際映画祭金熊賞に輝き、アカデミー賞7部門にノミネート。アメリカ&中国の合作による武侠アクション『グリーン・デスティニー』(00)でアカデミー賞10部門の候補となり、外国語映画賞など4部門を制した。そして若きカウボーイたちの愛の物語『ブロークバック・マウンテン』(05)はアカデミー賞8部門に名を連ね、自身初の監督賞に輝いた。同作品ではゴールデン・グローブ賞、イギリス・アカデミー賞、インディペンデント・スピリット賞などの監督賞を総なめにしている。

ヤン・マーテル【原作】
1963年、スペイン生まれ。外交官の親のもとで育ったため、幼い頃から世界各地を旅し、インド、トルコ、イランに滞在した。カナダ・オンタリオのピーターバラにあるトレント大学で哲学を学んだのち、27歳の時に作家としてのキャリアを踏み出す。多くの国に滞在し、旅行をした経験に大きな影響を受け、豊かな文化的背景を持つ小説「パイの物語」を2001年に発表。この小説を書くためにインドでモスク、寺、教会、動物園を訪ねて半年を過ごし、その後、宗教的な作品や漂流物語を読むために1年を費やした。これらのリサーチを経て執筆に2年を費やし、結果的にベストセラーとなった同作品はイギリスの由緒ある文学賞、ブッカー賞を受賞した。そのほかの主な著書に小説「Self」、ジャーニー賞を受賞した短編集「The Facts Behind the Helsinki Roccamatios」がある。現在はカナダ・サスカトゥーンで暮らしている。