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『TIME/タイム』は、私たちが住んでいる現代社会と価値観が共通する近未来の世界を舞台に、スケールの大きなアクションと鮮やかなアイデアを思いがけない方法で結びつける監督アンドリュー・ニコルの才能を証明している。「第一に、『TIME/タイム』はアクション・サスペンスなんだ」とアンドリューは指摘する。「観客はスタント、アクション、カー・チェイスを目当てに劇場にやって来てくれるだろうし、きっと満足してくれると思う。でも、それだけじゃなくて、我々が本作で探求したアイデアや主題についても楽しんでもらえるんじゃないかな。『TIME/タイム』は永遠に若さを維持したい我々の願望についての一つの提言なんだ。劇中のように老化遺伝子を阻止することは、今のところ現実には出来ないけど、人々は若さを保つために実に多くの過剰なまでの手段をとっているからね」
ニュージーランド人のアンドリューは、ロンドンでCMディレクターとして活躍しながら映画作りの腕を磨き、その後『ガタカ』の脚本家および監督として華々しくハリウッド・デビューを遂げた。その翌年、彼は『トゥルーマン・ショー』の脚本を執筆、作品はアカデミー賞脚本賞にノミネートされた。
プロデューサーのエリック・ニューマンは、アンドリューの才能に心を動かされた。「アンドリューの他の作品と同じように、私は『TIME/タイム』の脚本に深く引き込まれ、彼が生み出した世界にどっぷりと浸った。これは寓話で社会意識の強い作品だけど、それでいて、彼の他の作品と同様にスピード感溢れる展開を持つ優れたエンタテインメント作品なんだ」 製作総指揮のアンドリュー・Z・デイヴィスは、観客にとって素晴らしい体験になるであろう本作に入れ込んでいる。「持てる者と持たざる者を描いた『TIME/タイム』のストーリーは誰もが共感できるものだと思う。でも、同時にここにはアクション、ロマンス、それに社会的なメッセージもあるんだ。それに、よく出来たアクション・サスペンスには爆弾が爆発するのが早いか、捕虜の救助が先かといった、スリリングな時間制限が不可欠だけど、本作はまさにその時間そのものをテーマにした作品なんだ」