INTRODUCTION
最終的に、最初のショットから最後のショットまで映画全体がビジュアル・エフェクトになったんだ。300人のアーティストによるチームがこの作品に関わっている。3D化のプロセスを説明すると、まずフレームの中のすべての物、すべてのキャラクター、すべての部分について奥行きを足さないといけない。あるチームは、すべての髪の毛や誰かの頭の枠をロトスコープし、それから点を結んで、それをメッシュ(網)にしていく。そうすれば形を作り上げられるからね。それからそのメッシュを押したり引いたりして、すべてが正しい奥行きになるように調整していくんだ。また、私には自分のために働いてくれるチームがいて、最初に彼らが仲裁人として映像をチェックする。
彼らは、私がここ何年かやってきた3Dの撮影で一緒に仕事をしてきた人々で、いい3Dがどう見えるか知っていて、奥行きの判断について優れた洞察力を持ち合わせている。だから彼らがまずチェックし、それから私に見せるんだ。そしてフレームごとにジョグ・シャトル(コマ送り機能)を使いながら、私がチェックしていく。3時間15分の長さの映画のすべてのショットを、正しい奥行きになるまで何度も何度も見ていくことを想像してみてほしいね。そして一度奥行きについての仕事が終わったら、足りない情報を手で描いていくクリーンアップという作業をする必要があるんだ。