INTRODUCTION
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キャメロン監督はタイタニック号沈没の詳細に関するリサーチに5年間を費やした。深海に眠る現在の姿が撮影できなければ映画製作に入らないと宣言していた。95年9月、製作チームはロシアの深海探査船ケルディッシュ号をチャーター。2隻の深海探査機ミール1号と2号をそなえていた。12回に及ぶ深海探査では、特別にデザインされたチタニウムの探査機に入るパナビジョン・カメラが特注で作られた。35ミリカメラ、1インチ平方あたり6000ポンドの水圧に耐えられる照明システムも開発され深海の撮影が実現。新器材の開発はジェームズの弟マイク・キャメロンがあたった。96年7月に現代のシーンの撮影を開始。前年にキャメロンが撮った海底シーンは映画のなかで使用され、ケルディッシュ号のプログラム・ディレクター、アナトリー・M.サゲーレビッチ博士は劇中に研究者の役で登場する。潜水での撮影監督は有名な水中カメラマン、アル・ギディングスがあたった。海底への時間は片道2時間半もかかっている。