INTRODUCTION
CLOSE
超豪華客船タイタニック号は実際は2年間かけて造船され、内外装に1年かかった。全長236メートル、幅28メートルのほぼ実物大のレプリカを『エイリアン2』などで3度オスカー候補となったピーター・ラモントが完全に復元した。社外に公表されなかった造船会社ハーランド&ウルフ社のタイタニック号のオリジナル設計図のコピーと、設計者トーマス・アンドリュース本人の覚書を入手でき、あまりの見事さに誰もが目を見張った。水面からボートデッキまでの高さが14メートル、トレードマークの4本の煙突は、さらに17メートルも高くそびえ立っている。内装についてはあまり公表されていなかったが、数少ない内部写真と姉妹船オリンピック号の資料写真などをもとに忠実に再現された。有名な1等のダイニングルーム、レセプションルーム、1等の喫煙室、プロムナード、パーム・コート・カフェ、運動室、特等室など。1等と比較にならない3等船室、無線室、船底のボイラー室とエンジンルーム、新車のルノーも納められた巨大な貨物室も作られた。
キャメロン監督が海底で撮影したスイート・ルームの中の暖炉用の金属製の箱は、現在の壊れた状態と、1912年当時の新品の状態の2種類が作られたほか、窓枠、ドア枠、針金からぶら下がっている照明器具、1等の受付けドアに張られた“Pull”と書かれた銅製のプレートまでディテールは完璧で、『映画に登場するタイタニック号の内部と外部は100%正確だ。タイムマシーンに乗って当時に戻り豪華船に出会える』と、キャメロン監督は言う。